あなたは、「イケメン」という言葉を聞いたことがありますか?

一般的にも使われている言葉ですが、イケメンの解釈に関して「イケてるメンズ(男性)」なのか「イケてる面(顔)」なのか・・・と、もめたことはありませんか?

何となく意味がわかるけれどスッキリしない「イケメン」の意味や語源、使い方をこの機会にしっかり覚えていきましょう。

イケメンの意味とは?

「イケメン」とは、「顔つきが魅力的な男性」という意味です。

イケメンの「イケ」は、「かっこいい・魅力を感じさせる・センスが良い」と言う意味の俗語である「イケてる」や「イケる」の略語です。

さらに「メン」には、男性を意味する英語「men(manの複数形)」と、顔を意味する「面(メン)」の2通りの意味が含まれています。

この「イケてる」と「men(男性)または面」を組み合わせて造られた言葉が「イケメン」です。

文字で書くときは「いけ面」「イケ面」と書くこともありますが、一般的には、片仮名で「イケメン」と書き、男性への褒め言葉として使われます。

同義語や類語には、男前、美男子、二枚目、色男、ナイスガイ、ハンサム、ダンディなどがあり、イケメンという言葉が定着する以前は、これらの言葉で魅力を感じさせる男性のことを表現していました。

しかし、ひと言で「イケメン」と言っても明確な定義はなく、イケメンだと思う側の主観によるところが大きいです。ようは好みの顔ならイケメンだと表現したりします。

イケメンが派生

イケメンという言葉の特徴として、他の若者言葉よりも派生語(元の言葉から新しい言葉ができること)が多いという点があります。

例えば、イケメンの反対語として使われる「ブサメン」「キモメン」、積極的に育児に参加する男性の事を「イク(育)メン」、家事に協力的な男性の事を「家事メン」などは、イケメンが元になって造られた言葉です。

本来、人間の男性を対象にした言葉でしたが、2015年頃には人間以外のイケメンという内容で、アンケートが実施されるなど「イケメン」という言葉は、一般的に見てかっこよく魅力を感じる動物に対しても使われるようになっています。

例えば、2015年に「イケメンゴリラ」といわれ話題になったシャバーニです。

色々なイケメンの使い方

イケメンは、単独で使うことができる言葉ですが、対象男性の性質や状態に対して「イケメン俳優」「イケメン店員」「イケメン先生」「雰囲気イケメン」「性格イケメン」など形容詞的な要素で使われることも多くあります。

代表的なイケメンの種類をいくつかご紹介します。

雰囲気イケメン

顔もスタイルも普通だが、雰囲気が魅力的な男性。

爽やかイケメン

服装や髪形に清潔感があり、明るい声でしっかりと話す健康的に見える男性。

声イケメン

低音な声、明るい声、透き通るような声、クールな印象の声など声が素敵な男性。

チャラオ系イケメン

ノリがよく気さくで、女性に対して「可愛いね」とさらっと言えてしまうような男性。

可愛い系イケメン

中性的な顔立ちや童顔の男性。

ブサメンのことを「逝け面」という

イケメンは、イケメンでも「逝(い)け面」という言葉もあります。

この言葉は、「イケメン」と読み方が同じですが、イケメンの反対語にあたり、『カッコ悪い』『醜い』『不格好』といった意味で使われます。

イケメンの語源は?

イケメンの語源には3通りの説があります。

どの説が正しいのかは、実際のところ不明であり、人によっても解釈が異なっている節もありますが、最近では、「men」と「面」をかけ合わせた言葉として解釈されています。

1.「men(男)」説(ゲイ雑誌が始り?)

「イケてる(魅力的、かっこいい)」という言葉の略に「men(男)」を組み合わせた説です。

ただし、男性を表すのであれば、本来「man」となりますので、俗語に正しい英語用法を求めてはいけないとも言われています。

1990年代中頃、ゲイ雑誌(G-menなど)の中で、魅力的な男性のことを「イケる」や「イケてる」という風に隠語として使っていました。

さらに「男性向けの」を意味する英語の「メンズ」という和製英語が、組み合わさり「イケてるメンズ」または「イケるメンズ」と呼ばれていましたが、この時点では「イケメン」という言葉は、確認できていません。

その後、女性向けの雑誌eggで、魅力的な男性を特集したコーナーの略称として「イケメン」という言葉が1999年に誕生し、この雑誌のコーナーに連載されるような魅力的でかっこいい男性を「イケメン」と呼ぶようになりました。

つまり、「メン」の部分は、男を意味する「men」という解釈です。

2.雑誌eggの特集コーナー説(始めてイケメンとして使われる?)

1999年に女性向けの雑誌eggの編集者 矢野氏の『クリクリ矢野のイケてるメンズ』という女性が見て素敵で心惹かれるような男性を特集コーナーが開始され、このコーナーの略称として「イケメン」という言葉が初めて使われています。

当初は、コーナーの略称でしたが、このコーナーで紹介される男性の事をイケメンと表現するようになっています。

はじめて「イケメン」と言う言葉が、使われたのは女性誌ですが、以前から、1.でお伝えしたゲイ雑誌では「イケメン」という言葉がはっきりとは、使われてはいませんが「イケてるメンズ」という表現は、存在していいたためイケメンの語源は、ゲイ用語と言う説もあります。

3.「面(顔・容貌)」説(メンズが面に変化?)

「イケてる(魅力的、かっこいい)」という言葉の略に「面(顔・容貌)」を組み合わせた説です。

「メン」の部分を「面(顔・容貌)」とし「面(顔)が、かっこいい」など主に「顔の部分だけが魅力的な男性」という解釈です。

広辞苑でも、こちらの意味として収録されましたが、1.の説の方がしっくりきている方々からは、『広辞苑は、間違っているのではないか?』といった物議が上がりました。

いけーめん【いけ面】
(「いけてる」の略「いけ」と顔を表す「面」とをあわせた俗語か。多く片仮名で書く)若い男性の顔かたちがすぐれていること。また、そのような男性。

広辞苑より引用

個人的な見解としては、『1.「men(男)」の「イケてるメンズ」』→『2.雑誌eggの特集コーナー説「イケメン」』→『3.「面(顔・容貌)」説のイケ面』と使われ方が変化して現在の形になったのかなと思っています。

イケメンの使い方と例文

顔つきが魅力的な男性への褒め言葉ですので、積極的に使っても問題はありませんが、男性が明らかに顔にコンプレックスを持っている場合は、使うと嫌味になる場合があります。

男性の場合、本気で自分の事を「イケメン」と言うとナルシストや自意識過剰と思われることもありますので、自分はイケメンだと思っていても胸の内に留めておく方がいいです。

また、人間の男性に対してだけでなく動物に対しても使われることもあります。

女性同士の会話の中で使う時

「A君って、一般人なのに超イケメンだよね~付き合いたい。」
「私は、イケメンは苦手だよ・・・」

女性と男性の会話の中で使う時

「○○君って、イケメンだよね~」
「いやいや・・・そんなことは、ないと思いますが・・・嬉しいです。」

男性が使う場合

・俺もイケメンになりたかった・・・

犬の散歩中の会話の時

「お宅のワンちゃんは、本当にイケメンね~」
「そうなの。この仔は、兄弟の中でも、1番イケメンだったのよ~」