あなたは「リスケ」という言葉をご存知ですか。

この言葉は特に、企業に就職したり個人で商売を始める時、融資に関わる仕事をされる時には是非、知っておいたほうがよい言葉です。

その時のためにも、意味と使い方をしっかり覚えておきましょう。

「リスケ」の意味とは?

「リスケ」とは、リスケジュール、つまり「日程を変更する・予定や計画を見直す、変更する」ことです。

スケジュールの意味は「日程(表)、予定(表)、予定する」ですので、リスケジュールは日程の変更が主な意味となりますが、予定していた内容や計画の変更なども含むと考えられます。

日本では、もともとは金融業界で使われ始め、返済計画の変更や返済時期の繰り延べが必要な時に「リスケ」を使っていました。

参考ULR
https://news.mynavi.jp/article/20140118-a044/

金融業界で使われ始めた「リスケ」ですが、今では金融に加え、一般社会やビジネスの場でも使われています。

主な3分野での使われ方

1 金融・経営

金融機関から資金を借り入れている個人や商店、中小企業が収入が改善したり、経営を立て直すまでの一定期間、返済条件を緩和してもらう場合に行われます。

「リスケ」の要件は当事者どおしで相談して決めます。

たとえば個人の場合では、病気や失業など様々な事情により、月々の返済額を減額してもらう代わりに、返済期間を延長するなどです。

個人事業主であれば、資金繰りの悪化や売り上げの低迷などにより、業績が改善するまで元本の支払いを猶予してもらい、利子のみの返済に変更してもらうなどです。

2 一般

約束やデート、公式・非公式の行事や催し物などについて、事情により計画や日程の変更を希望するときに使います。

たとえば、約束していた日時に急な用事ができたり、悪天候が予想されるなどで日時を変更してもらいたいときなどです。ただし、「リスケ」より「変更」という言葉のほうが多く使われてはいます。

3 ビジネス

会議や交渉のスケジュールを変更したい場合です。

「リスケ」の語源は?

「リスケ」は「リスケジュール」の略語で英語の「reschedule」からきています。

この英単語は「re- (再び)+ schedule(予定を決める)」で、「日程・予定・計画を変更する、再調整する」の意味になります。

「リスケ」は和製カタカナ語ですから、日本だけで通用する言葉で海外では通じません。海外では「reschedule(リスケジュール)」を使いましょう。

「リスケ」の使い方と例文

「リスケ」はあくまでも略語であり、カジュアルな使い方なので、ビジネスでの交渉など公式の場面での使用を控えたほうが良いでしょう。

親しい友人、知人、同僚の間では普通に使えますが、この場合でも意味を知らない人が多いので、相手が「リスケ」という言葉を知っていることが明らかな場合に限り使うようにしてください。

友人や恋人と会う約束を変更したいとき

「今度の日曜日は休出なので、来週にリスケさせてほしい。」

「急に出張が決まった。とりあえず、リスケということで。また連絡します。」

会議や商談の日程を変更したいとき

取引相手とのリスケは、やむを得ない事情がない限り避けるべきで、とくにリスケをさらにリスケすると信用を損なう場合があります。

「会議の日時が明後日にリスケになりました。」

「今度の交渉相手はどうも信用できない。約束の日程を3度もリスケされた。」

銀行に返済条件を緩和してもらうとき

融資などで使う「リスケ」は、返済が困難な場合です。

「このままでは新居を手放すことにもなりかねない。銀行に返済条件のリスケを頼むことにしよう。」

「店の経営が思わしくない。元本の返済だけでもしばらく猶予してもらおうと、銀行にリスケを相談した。」