あなたの周りに「ビッチ」と噂されている女性はいませんか?または、あなた自身、「ビッチ」と言われたことがありませんか?
もしそうなら、要注意です。
それでは「ビッチ」とは何なのか、意味と使い方をしっかり覚えて対処しましょう。
「ビッチ」の意味とは?
「ビッチ」は日本では主として、「男好き、特に性的にだらしない誰とでも寝る女性」の意味で使われます。
日本語でいう尻軽女、あばずれ、ヤリマン、ズベ公、すれっからしに当たります。
辞書によると英語の「bitch」は以下のように多様な意味があります。日本では(2)だけの意味で使われています。
(1)メス犬、犬に似た動物(オオカミ、コヨーテなど)のメス
(2)(スラング)悪意に満ちた、不快な、利己的な女。みだらな女
(3)(スラング)屈辱的に人の言いなりになる男または女
(4)(スラング)性的関係において、支配的立場にある人(特に男)の性奴隷にされるなど、言いなりになる男
(5)(スラング)性的関係において、受け身、または女の役割をするゲイ
(6)(スラング)不平、不満
(7)(スラング)困難なこと、不快なこと
(8)(スラング)記憶に残ること、特に素晴らしく良いこと
動詞で
(9)不平を言う、愚痴をこぼす
(10)やりそこなう、しくじる
ただし、自ずから溢れ出る性的な魅力のため、イメージだけでビッチとみなされる女性もいます。女から見たビッチのイメージとして、次のような特徴を持つ女性が該当します。
- 彼氏がよく変わる、でも常に彼氏いる人
- 女の前と男の前だと態度が全然違う人
- ボディタッチがやたらに多い
- 声変える 。上目遣いする 。人の男欲しがる
- 見た目清楚系でおとなしそうな人
反対に、男から見たビッチのイメージはどうでしょうか。男は女をほぼ見た目で判断します。
- 見た目が派手な女
- 簡単にナンパされそうな女
- セフレが多そうな女
- 同性より異性の友人が多い女
- 行動が利己的で常識のない女
「ビッチ」の語源は?
「ビッチ」の語源は英語の「bitch」です。
「bitch」の意味はメス犬ですが、英語圏では15世紀に、性的にだらしない女性を、さかりのついたメス犬に例えて、侮蔑的にビッチと呼ぶようになり、現代でも公的な場では使ってはならない下品な言葉とされています。
男性に対する侮蔑語として「son of a bitch(サノバビッチ)」という表現があります。これは、くそったれとか、こんちくしょうという意味で性的なこととは関係なく、単に相手をののしる場合に使います。
英語圏に限っての話ですが、「bitch」のアグレッシブな態度を肯定的に解釈しようと試みるフェミニズムの影響もあり、「bitch」は現代では多様な意味で使われるようになっています。
しかし、基本的には悪い意味なので、特に日本人は海外に行って「bitch」を使わないほうが良いでしょう。
メス犬のことは何ていえばいいの?
海外ではスラングとしての「bitch」が一般的に浸透しているため、今では犬のブリーダーの間でさえ、業界用語として使ってきた「bitch」の代わりに「dam(四足動物のメス)」という語を使うようになったそうです。
一般人は「female dog」を使うようです。
「dam」についての情報は以下を参考にしました。
Dam Vs. Bitch
https://m.petmd.com/blogs/fullyvetted/2006/august/dam-vs-bitch-how-words-change-veterinary-lexicon-6490
「ビッチ」の使い方と例文
侮蔑語なので会話の中で相手のことを「ビッチ」と言わないようにしましょう。
噂話の中で
あの子、男友達しかいないし、ビッチみたい。
彼女はビッチじゃないよ。意志が弱くて流されやすいだけなの。
友達にビッチの自覚がない子がいる。ただ美人だからもてるだけ、と思ってるのね。