あなたはツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディア上で、「バズる」という言葉を見たことがありませんか?
私は最初、「パズルのこと?」、「バグる?」などと疑問に思ってしまいました。
なんとなく意味は分かるという方も、この機会に「バズる」の意味と使い方を覚えておきましょう。
「バズる」の意味とは?
「バズる」とは、「みんなに広まる」という意味です。
ある話題やつぶやきなどをきっかけとして、SNS上で口コミにより、人々が事実を誇張したり歪曲したりしてわいわいがやがやと騒ぐ様子をいいます。
否定意見が多いと炎上となる
通常、肯定・否定の両方の評価を受けながら話題騒然となります。否定的評価が多いときは「炎上」となり、元の発言者は大きな打撃を受けることになります。
企業も利用する「バズ・マーケティング」
企業もこの現象に以前から注目しています。たまたま、ある商品がSNSで「バズった」場合、企業にとっては大きな宣伝効果になります。
口コミを通して、商品や企業自体のイメージを向上させるため、意図的に「バスらせる」ための手法は「バズ・マーケティング」と呼ばれ、実は10年ほど前から行われてきました。
有名人を使う
一例をあげると、、強い影響力を持つ有名人がさりげなくある商品を身に着けた姿を、ネット上である人がたまたま発見してツイートしたとしたら、その商品に関する話題が「バズる」可能性がありますね。
そのため、消費者の耳目を集めるために企業の担当者は「バズらせる」方法について日々、頭をひねっているそうですが、次のように注意すべき点もあります。
やらせとなると炎上する
マスメディアを通じた正式なコマーシャルでなく、「やらせ」であることが発覚すると、企業も有名人も「炎上」に巻き込まれることになります。
2012年に起きたペニーオークション詐欺事件は、有名人が企業から報酬を受けていることを明示していなかった例です。
企業でなくても、個人のブロガーもツイートする人も何とかしてバズらせたい、アクセスを増やしたいと願うのが当然ですが、簡単にはいかないようです。
「バズる」の語源は?
英語の「buzz」が語源です。
「蜂などが、ブンブンいう」、「がやがや言う」「ざわつく」「ブザーで知らせる」などの意味があり、カタカナ語の「ブザー」は「buzzer」から来ています。
日本のサイトの「buzztter」は「buzz」と「twitter」を組み合わせた言葉で、話題になっているつぶやきをまとめて表示してくれます。
「バズる」の使い方と例文
否定的な意味合いはないので、友人同士の会話の中でもSNSでも自由に使ってよいでしょう。
「ツイッターでドロリッチがバズったよね」
「いや、バズる基準がマジでわからん」
「私のブログ記事、今年こそバズらせたいな」
「課長!生産停止が決まった当社の商品がバズっております」